不妊治療

無痛分娩は本当に痛みを感じないの?

海外では無痛分娩はポピュラーであり、フランスで出産する時は皆が無痛分娩をしています。
鼻からスイカを出すよりも痛いと言われるくらいですから、いくら赤ちゃんと対面するためでも、かなり不安になってしまいます。
日本でも最近になって無痛分娩に対応する病院が増えていて、少しずつですが知名度もアップしています。

きちんと設備が整った病院で、知識と経験のある医師とスタッフが対応すれば安全であり、苦痛の少ない出産方法ですが、麻酔を使うというのにあまりいいイメージを持てない人が多いようです。
妊活中はそこまで考えられないかもしれませんが、いずれ経験するなら知識はもっておいたほうが安心です。

麻酔の使い方にも種類があって、中には眠りながら出産したので全く痛みは感じなかったという人もいます。
麻酔を使用する事への不安はあったものの、医師とよく相談し、赤ちゃんへの負担は最小限で、産後の母体の回復も早くなると聞き無痛分娩を選んだ人もいます。
確かに母体の回復も早く、赤ちゃんも元気に成長している人はたくさんいます。

眠るまではいかなくとも、硬膜外麻酔のみで分娩時の痛みは大幅に軽減されますから、分娩は楽になりますし、意識はあるので赤ちゃんの産声も聞けますし、すぐに対面も可能です。
ここで気になるのが、本当に無痛かどうかです。

無痛分娩といっても、麻酔の量や使い方により違いがありますから、中には眠っている間に出産を終える人もいますし、意識がある場合は多少痛みを感じる人もいます。
出産時は我慢できるほどの痛みだったが、麻酔が切れてから激痛に苦しんだというケースもあるので、痛み方も人それぞれのようです。

無痛分娩には自然な陣痛が起きてから麻酔を打つやり方と、陣痛促進剤と麻酔を使い計画的に出産させる方法があります。

方法によっても痛み方は変わりますが、完全無痛を選ぶと赤ちゃんの出産の場にいても意識がないから記憶に残りません。
多少痛みはあっても大幅に軽減されるなら、意識があって赤ちゃんの産声を聞きけるなど、それぞれにメリットとデメリットがあります。
痛みに弱い人は妊活中から、無痛分娩について情報収集しておきましょう。