不妊治療

妊活前に知っておきたい事、ダウン症検査について学ぼう

妊活をする時期は人により異なりますが、晩婚化が進んでいる一方で女性が出産する年齢も高くなり、高齢出産が増えています。
以前は35歳を過ぎると高齢出産と言われていましたが、今では40歳を過ぎてからの初産も少なくありません。
高齢出産にはいくつかのリスクがありますが、ダウン症もその一つです。

ただし高齢出産だからダウン症になるというわけではありません。
20代で出産してもダウン症の子供が生まれる事はありますから、あくまでも確率の問題ですが、高齢出産になるほどリスクは高くなります。

ダウン症というのは、染色体異常により精神や知能の発達に遅れが出るもので、独特な顔つきになるという特徴があります。
高齢出産の場合はダウン症のリスクが高まるため、希望すれば検査を受ける事ができます。

ダウン症の検査にはいくつかの種類があり、検査方法や費用なども違ってきます。
比較的早い段階で受けられるのが、母体血清マーカーテストです。
血液を採取して行いますので、母体にも胎児にも負担はかからず、妊娠15週から21週で受けられます。
血液から染色体に異常がないか判断する方法です。

お腹に針を刺し絨毛を採取する絨毛検査は妊娠9週から14週に、同じくお腹に針を刺し羊水を採取する羊水検査は妊娠15週から18週で受けられます。
もしもダウン症だった場合は高い確率で発見可能ですが、お腹に針を刺すため流産のリスクが伴います。
費用も10万円から20万円かかります。

ここでポイントとなるのが、お腹の子供がダウン症とわかった場合です。
障害があっても産むという人もいれば、産まない決断をする人もいます。
ここから先は夫婦により答えは変わってきます。

妊活中にダウン症の事まで考えるのは難しいかもしれませんが、年齢に関わらず誰にでも可能性はあるのです。
検査結果をどう受け止めるかはとてもデリケートな問題ですが、ダウン症検査の事を知識として知っておくのは自分にとってもプラスになる事は多いはずです。